新型コロナで自粛生活においての悩みは、相変わらず「健康への不安」「子どもの友人関係」「学びの遅れ」、その他にも「経済の破綻」など出したらキリがありません。
ですが、ここは『子育て』に関して重きを置きます。
「健康の不安」は新型コロナウイルスが発生してから誰しもが何度も頭をよぎることだと思います。持病などがあれば尚更です。
「子どもの友人関係」に関しては、友達と遊びたい盛りの年齢ですが、もう今の時期はお互い(友人同士)に配慮し合い、短時間だけ交流させる程度にとどめています。
そして、最大の悩みは、「学び」に関して
臨時休校や自粛での自宅学習が時折、発生し、その際にオンライン授業になることがあります。
日本の公立では、まだ本格的なオンライン授業は始まっていないかと思いますが、日本にある私立の学校(インターナショナルスクール含め)では少しずつオンラインの授業が導入されています。
私立の学校も学校によって、方法も準備するものの異なる
私立の学校や学年によっても異なりますが、知人友人の話によるとオンライン授業の方法も準備するものもだいぶ異なるようです。
学校側からタブレットを支給される学校もあれば、タブレットを購入させられる学校、自宅のパソコンを使用しての学校など。子供用にパソコンまたは、タブレットを購入したご家庭も多いそうです。
また、授業方法に関しては、オンライン上での対面式の授業がフルである学校、数時間のオンライン上での対面式の授業に課題プリントの学校。
オンライン授業にもメリットもデメリットもある
子どもたちにとって、オンラインでの授業は、最初は戸惑いもあると思いますが、その都度方法を模索し、アップデートしていくことが可能なのがオンライン授業の良い点でもあると思います。
ただ、その分、親の負担は子どもの年齢が低くければ低いほど、子どもの秘書のように・メール確認・課題プリントアウト・アップロード等の一連の流れを担当し、見守り(見張り)なければならなく、一日仕事になります。
この“親の負担”に関しては、子どもの年齢、性格、集中力に関わるので、どうしようもないことですが、学びの場があるという点では、有り難く親もサポートしていかなければならないと思っています。
ドイツの公立ではどうでしょうか。
2021年1月末現在。
ドイツは2月中旬まで学校は閉鎖ということで、ドイツの学校(州によって異なりますが)では自宅学習が行われています。
といっても、学校によっても大きく異なることがあると思いますが、公立ということもあり、国からパソコンやタブレットを支給されるとかではなく、低学年は親を通してプリント課題が配布され、週に数回30-60分のオンライン上での対面式授業など。
高学年になると、自宅にあるパソコンでのオンライン授業、または普段より多い課題のプリントだそうです。
海外ならでは?インフラによる弊害
ドイツは、日本のような高速のインターネットがないため、オンライン授業に関してもスムーズにいかないことも多いのです。ドイツ在住中も、都心の田舎に住んでいたのですが、たまにインターネットが繋がらない!ということが発生していました。
その点、日本は高速のインターネットもあるし、インフラ環境的には最適な国。
たとえ、日本の公立でも悲観しない!
インターネットで、「日本の公立はオンライン化の準備が出来ていない!」などの書き込みを目にしますが、日本では塾や公文、通信教育など、独自の方法の学習の機会が多く、学習の遅れを必要以上に嘆くことはないと思っています。
海外の場合は、移民も増えてきて起きる言語教育の遅れや貧富の差、インフラ環境など。
日本とは比べものにならないくらいの違いがあります。
国に求めるというよりは、子どもにどのような方法で学習させていくかを、親子で模索し、見つけていくことがより良い方法なのだと“コロナ禍”を通して感じています。