いよいよ!お産スタート。
だけど、日本で教わったお産の方法とは、真逆?!
戸惑う!分娩方法も全く違う!
子宮口を確認し、8cmにまで開いており、このまま分娩室に通されます。
私は、麻酔希望だったので、P D A!と叫び、麻酔をお願いしましたが、その日の担当助産師さんが、(陣痛が弱まるといけないから)もう少し子宮口を開かせたいから今すぐには麻酔せずにもう少し頑張ってみよう!
とのことで、陣痛を耐え忍びます。
ドイツのお産は、『Augen Zu!(目を閉じる)』
その際、日本では、目を閉じたら、毛細血管が切れて目が充血してしまうからと「陣痛中は目を開けておくこと」と言われていたのに対して、ドイツでは、目を閉じて!(Augen Zu!)と何度も言われました。
内心、Augen Zu!の意味は理解しているのですが、目を閉じてはいけないと思っているので、目を開けていました。
夫もわざわざ日本語にして訳してくれるのですが…ドイツ語の意味はわかっているけど、目を閉じちゃっていいの〜日本では目は開けたままって言われたんだよ〜。(説明している余裕がないので)と心で叫びながら、とりあえず、言われるがままに目を閉じたり開けたり。
ドイツのお産は、『声を出して!』
また、陣痛中に痛みを逃すため、日本の両親学級(出産前の妊娠出産、産後までのあらましを説明する会)の際、陣痛中は叫ばない方が痛みに良いと説明を受けていました。
なので、低い声で「う〜〜」のように痛み逃しをしていたのですが、またもや助産師さんは、声を大きく出して叫んでもいいのよ!っと。
でも、痛みで大きな声も出せないし、唸っている方が楽だったので、低い声で唸っていたら、日本人は控えめなのね!と言われました。笑
確かに、分娩室の窓はシャッターが閉まっていて、外を遮断している作りになっていました。叫ぶため?
和痛分娩が、そのまま自然分娩に!
そうこうしていたら、もう頭が見えるということで
和痛麻酔用の管を準備している最中に、もう出産になってしまい、主治医の先生と助産師さんがベッドの左右に立ち、先生方の腰あたりに足をかけて、踏ん張る形で「にゅりゅるん!」と出産。
麻酔を使用するつもりでしたが、もうそのまま自然分娩で2人目を出産していました。
すぐに、子宮の処置とカンガルーケア
産後は、子宮が思いの外お尻の方まで切れてしまったので、その場で処置をしてもらいました。その時に、やっと麻酔を使用しました。
処置中に、赤ちゃんの確認をしてもらい、
処置後は、赤ちゃんを抱かせてくれて、カンガルーケア。
きっとこの辺は日本と同じですよね!
2度目の出産は、1人目よりも母乳もすぐに出ることもそうですが、精神的に安定していたと思います。
出産は、スタートしたら止まらないジェットコースター!
お産とした病院は、つわり時にお世話になった病院でもあるのですが、見学時とお産時の2回しか来ていないので、戸惑いもありました。
ですが、言語や文化も違うからこそ『産むために来た』と腹を括り挑めたように思います。
2度目の出産は、図らずして自然分娩になりましたが、結果産後うつにはならず過ごせました。
長くなったので、次回はドイツの産後のケアのお話。
「こんなにも違うお産⑤!ドイツで産後ケア【ドイツ編/2人目】」